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2026.02.10
歯の予防・健康
【歯科衛生士ママが解説】忙しいママ・パパ必見!「フロス」だけで差がつく、頑張らない1歳からの虫歯予防

こんにちは!船橋市大穴「こうの歯科」、3人の男の子を育てるママ歯科衛生士Kです。

子どもの歯磨き、毎日大変ですよね。特に1歳、2歳となるとイヤイヤ期も重なって、毎晩が戦争…なんてご家庭も多いのではないでしょうか。 「理想は毎食後ってわかってるけど、現実はムリ!」 その気持ち、痛いほどよくわかります。私もそうでしたから。

でも、安心してください。完璧を目指さなくても大丈夫です。 ポイントさえ押さえれば、忙しい毎日の中でもお子様の歯を守ることは十分に可能です。 そのカギとなるのが、「夜1回だけしっかりケア」「夜だけやる糸(フロス)」です。

今回は、私の実体験も交えながら、ズボラでもできる「最低限これだけ」の虫歯予防法をお伝えします。

なぜ今頑張るの?乳歯ケアが「一生モノの資産」になる話

「乳歯はどうせ生え変わるから、虫歯になっても大丈夫」 もしそう思っているとしたら、それは少し危険かもしれません。 実は、この時期の口内環境が、お子様の将来の歯の運命を決めると言っても過言ではないのです。

乳歯の虫歯は将来へのリスク

一度治療した歯は、残念ながら元通りにはなりません。詰め物は長年使えば劣化しますし、そこから再び虫歯(二次カリエス)になるリスクも高まります。 小さな虫歯治療の繰り返しが、将来的に神経を取るような大きな処置につながってしまうことも少なくありません。
また、乳歯が抜けて永久歯に生え変わったとしても虫歯リスクがリセットされることはありません。口内に虫歯菌がいれば虫歯のリスクは変わらないのです。そのため、できるだけ虫歯にならないよう、事前に手を打っておくことが大切です。

目標はまず「8歳頃まで」虫歯ゼロ

私たちの目標は、永久歯の奥歯(6歳臼歯)が完全に生えそろう「8歳頃(小学校低学年)」まで虫歯ゼロで過ごすこと。

まずここまでクリアできれば、お口の中は「虫歯ができにくい環境」に整い、その後の虫歯リスクがぐっと下がります。 大人になっても虫歯になりにくいので「一生モノの資産」となります。その後は12歳臼歯が生えてくる頃も気をつけなくてはなりませんが、習慣がついていれば怖くありません。

忙しいパパ・ママへ。「夜1回」だけ本気を出せばOKです

一生モノの資産と言われるとプレッシャーに感じるかもしれませんが、安心してください。 3人の息子を育ててきた経験から断言します。 「朝と昼は、適当でも大丈夫!」(歯科衛生士K 個人の意見です)

朝はバタバタして時間がないのが当たり前。保育園や学校に行けば、お昼の歯磨きはできないことも多いでしょう。 それでも、虫歯ゼロは目指せます。

大切なのは、「夜寝る前のケア」だけは絶対にサボらないこと。 寝ている間は唾液の分泌が減り、お口の中で虫歯菌が一番活発になる時間帯です。 だからこそ、「夜だけ」はしっかり汚れを落としてリセットしてあげる。 これさえ守れれば、他が少しおろそかになっても、リスクは十分にコントロールできます。

歯ブラシより大事!?「糸フロス」は1〜2歳からスタート!

では、夜のケアで最も大切なことは何でしょうか? 実は、歯ブラシ以上に重要なのが「糸フロス(デンタルフロス)」です。

子供の虫歯の多くは、歯ブラシの毛先が届かない「歯と歯の間(隣接面)」から始まります。ここは、どんなに頑張って歯磨きをしても汚れが残りやすい危険地帯なのです。 逆に言えば、「歯ブラシが少々雑でも、糸さえしっかり通っていれば、かなりの確率で虫歯は防げる」というのが私の実感です。

1〜2歳から糸フロスを始めるメリット

歯と歯がくっつき始めたら、すぐに糸フロスを使い始めましょう。推奨は1〜2歳頃からです。

  • 習慣化しやすい 早い時期から始めると、子供にとってそれが「当たり前」になります。
  • 自発的なケアへつながる 習慣になってしまえば、親が忘れていると子供の方から「あれ?今日は糸やらないの?」と言ってくるようになります(我が家では、3歳児に言われてしまいました!)。

最初は少し嫌がるかもしれませんが、寝かせ磨きの最後にサッと通すだけでOKです。 お子様自身に持たせても良いですが、最後は必ず大人が仕上げをしてあげてください

完璧じゃなくていい。「プロの手」をうまく頼ってください

家庭での「最低限のケア(夜1回+糸フロス)」に加えて、私たち歯科医院の「プロケア」を組み合わせれば、予防効果はさらに高まります。シーラントと糸フロスを徹底できていれば、虫歯ゼロは難しくありません。

  • シーラント: 汚れが溜まりやすい奥歯の溝を、あらかじめ専用の樹脂で埋めて虫歯を防ぎます。
  • フッ素塗布: 歯の質を強くして、虫歯菌への抵抗力を高めます。
  • 定期検診: 磨き残しのチェックや、その子に合ったケア方法をお伝えします。

「ちゃんと磨けているか不安…」 そんな時は、答え合わせをするような軽い気持ちで来院してください。 頑張っているパパ・ママの息抜きの場としても、歯科医院を活用していただければ嬉しいです。

FAQ

Q1. 糸フロス、子供がすごく嫌がります。無理やりやってもいいですか?
A. 本当に嫌がる時は無理強いすることもあります(我が家では羽交い締めしてサッと10秒で終わります)。
Q2. どんな糸フロスを選べばいいですか?大人用でも大丈夫?
A. 大人用だと細すぎると思うので、子供用の太目を選んだ方が簡単に取れると思います。一緒に選んで、本人が気に入ったものの方がいいかもしれません。
Q3. まだ歯が数本しか生えていませんが、それでもフロスは必要ですか?
A. 歯と歯の間がピタッとくっついている場所があれば、そこはフロスの出番です!奥歯が生えたら、奥歯はマスト。くっついていなくても間の壁をこするだけでもフロスの習慣がつきます。
Q4. 歯磨き粉(歯磨きジェル)はいつから使えばいいですか?
A. うがいができるようになったら使い始めの目安ですが、実は「フッ素入りのジェル」などを少量使うなら0歳頃からでもOKです。ただし、濃度と量に注意が必要です。はじめは米粒の量からです。詳しくは歯科医院で教えてもらいましょう。
歯磨き粉は何でも良い訳ではありません。市販の歯磨き粉は硫酸ナトリウムの量が多い(発泡剤が入りすぎてる・蓄積する、フッ素よりも有害)
低発泡、低研磨のやつを選ぶか、歯科専売を買ったほうが安心。着色汚れは歯医者で定期的にとるのがおススメです。
Q5. もし虫歯になってしまったら、もう手遅れですか?
A. 乳歯だからと放置していると、手遅れになってしまう場合もある。親の意識が大事。
「あれ?」と思ったら、すぐに歯科医院へ相談してくださいね。
エビデンス・事実確認、こうの歯科ならではの回答があると尚可
噛む面に黒い点があるとママが心配して、8歳の女の子が来院。
入口は狭かったですが、中で虫歯が広がっていました。仕上げ磨きをしていたからこそ発見できた虫歯です。子供の虫歯の進行は大人と比べて早い。だからこそ早期発見、定期チェックが重要です。
乳歯で虫歯が見つかったとしても、永久歯では虫歯がない子もたくさんいます!
その時から、本人と親の意識が変わるかどうかが鍵です。

まとめ:今日からできる「頑張らない」虫歯予防

  1. 目標は8歳頃まで虫歯ゼロ。これが「一生の財産」になります。
  2. 朝昼は適当でOK。「夜1回」だけ本気で磨きましょう。
  3. 歯ブラシと共に「糸フロス」を習慣にしましょう。


1歳、2歳はこれから長く続く歯磨き生活のスタートライン。 最初から完璧を目指さず、できることから少しずつ習慣にしていきましょう。

「どの糸フロスを使えばいいの?」「嫌がる時はどうすればいい?」 そんな疑問があれば、お気軽にこうの歯科へご相談ください。 お子様一人ひとりの性格やお口の状態に合ったケア方法を、一緒に見つけていきましょう。

※この内容はこれまでの現場経験による当院の見解です。確かな効果を保証するものではありません。
また、当院の許可なく情報を無断転載することは禁止いたします。

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